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【読んだ】空想科学「理科」読本(柳田理科雄)

2016年3月9日

こどものころ好きだった「空想科学読本」シリーズの柳田理科雄が中学理科を扱う。

空想「で」科学する

お馴染みの「空想科学読本」は、マンガ、アニメ、特撮などの空想世界「を」科学的に検証するシリーズですが、本書は中学理科の各単元を空想世界を通して解説していくスタイル。

ルフィが黄猿に勝つ方法を検討しながら「光」の性質について説明したり、仮面ライダーの植物怪人を通して植物の生態や分類を説明したり、空想の世界を面白く使って中学理科の世界を紹介している。

アナ雪のエルサとワンピースの青キジの氷結能力対決みたいに割と目新しいものから、さるかに合戦の柿の木が急に成長してることへツッコミを入れながら植物の成長の説明まで、扱う題材も幅広い。

子供にとっては、理科に興味を持って楽しく学ぶいい教材だし、大人にとっても「こういうのあったな!」というのを楽しみながら読める良書。「維管束」とか「火成岩」とかきいて「ああ懐かしい!」とテンション上がる系の人にはぜったい面白い。

「科学の面白本」ではなく「面白い参考書」

「空想科学読本」シリーズは、空想世界を科学的に分析するとこんなにハチャメチャ!みたいなエンタメ本ですが、本書はあくまで中学理科の参考書を面白くしたもの。「空想科学読本」のつもりで読もうとすると物足りないかも。

教科書で説明される内容を網羅しようとしているので、どうしても解説が冗長にならざるを得ない部分がある。せっかく興味深くて面白いところで、たまにテンポダウンしてしまうのが残念。

あと、「スペクトルマン」とか中学生に見せても絶対知らんやつを題材にしてもあんまりピンとこなさそう。。。そういうギャグなのかもしれないが!

中学理科の先生は読むべき

授業でこういう話されたら絶対成績上がると思うけどなー。

すげー展開してた。

空想科学読本シリーズは既に16冊目、他シリーズやWEB版まで出してた。楽しいだろーなー。

空想科学研究所
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